フジファブリック・志村正彦・富士吉田 × 私の脳内万華鏡

志村正彦の故郷を訪ねて2018/11/1-2 吉田のうどん『みうらうどん』etc.

所用を済ませてから富士吉田へ向かったため、着いたときは既に午後2時前。

私たちは志村くんへの挨拶を前に、一目散と『みうらうどん』へ向かいました。

 

やっぱり富士吉田へ来たなら、吉田のうどんですよ。

志村くんの愛した吉田のうどん、私たちもすっかりクセになってしまいました。

今度来るときには、志村くんおすすめの『みうらうどん』へ再び行きたい!と思っていて、今回その念願が叶ってよかったー。

 

というのも、吉田のうどん店は店じまいの時間が午後2時くらいのところが多く、みうらうどんの閉店時間も2時のため、のんびりやの私たちは下手すると間に合わない事態になりかねないのです。

なので、ギリギリ間に合って良かったです。

 

 

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この店構えを見ると、地元民でもないのに、なぜかホッとします。

初めて訪ねたときに探し当てた嬉しさが心の隅に残ってるのかな?

 

 

閉店時間が近づいていたせいか、店内は空いていました。

 

 

 

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私は肉うどんの中(450円)、娘は月見うどんの中(400円)を注文。

 

みうらうどんの肉うどんは、桜肉(馬肉)、

月見うどんには、ワカメがたっぷり。これで400円なんて、嬉しい限りです。

 

みうらうどん、やっぱり美味しいなぁって思いました。

初めて食した吉田のうどんが みうらうどんだったから、吉田のうどんと言うと ここのうどん的な感覚になっているのかもしれませんが、よく噛むとふわっと鼻に感じる小麦の香りがとても美味しかったです。

 

初めて食べたときには、まずその噛み応えに反応しましたが、もっと噛み応えのある『くれちうどん』を経験したせいか、記憶していたより硬くないなと思いました。

 

 

fujifamagic.hateblo.jp

 

 

 

麺の太さも、しっかり感がありながら太すぎず食べやすいと感じました。

初めて食べたときには、うどんがゴツゴツモソモソしていてすすることが出来なかったのですが、今回はすすれました。

食べ方マスターしてきたのかも!

 

吉田のうどんと言えばコシの強さが有名ですが、他で食べる俗に言う『コシの強いうどん』のコシとは違う気がします。

モチモチしたコシと言うより、むっちりしたコシと言うか。

モチモチした麺て、同時にツルツルしているけど、吉田のうどんはツルツルしてなくて、ちょっとゴツゴツした感じ。

それで麺が丸くなくて、角ばってるからすすりづらいんでしょうかね。

 

あー、これ書いてたら、また食べたくなってきてしまいました。

 

 

 

『みうらうどん』以外はこれまで『くれちうどん』『桜井うどん』『べんけい』へ行きましたが、スープは大きい差異はないように感じましたが、どうでしょう。期間が空いてますからね。

『みうらうどん』と『くれちうどん』の味が近くて、『桜井うどん』はややあっさり、『べんけい』はやや京風寄りのあっさりめな記憶。

『桜井うどん』と『べんけい』では肉うどんではなく、お揚げの入ったうどんを食べたからかもしれないです。

 

 

fujifamagic.hateblo.jp

 

 

 

『桜井うどん』は、元祖キャベツうどんの店だそうで、具がキャベツとお揚げ、肉うどんはメニューにありません。

で、行った後から知りましたが、『桜井うどん』は『下吉田てくてくMAP~志村正彦偏~ 2016.7』には同級生の店として掲載されていますね!

 

 

 

 

あとね、みうらうどんと言えば、2年ほど前に来たときには壁の掲示板に志村くんの載った記事(新聞?)が貼ってあったのですが、今回行ったらなくなっていました。

前情報としてはあったのですが、やはりこの目で確認してしまうと淋しいですね。

地元民でない私が言うのもなんですが、そして手前勝手な想いではありますが、地元の誇りとして残しておいてもらいたかったな。

 

と、そんな想いを胸に壁に目をやっていたら、「お持ち帰り」の表示を見つけまして、

うどん玉をごっそり買い込んできました。

今、家の冷凍庫に入ってます(^-^)

持ち帰り用のうどん玉は1玉200円で、100円プラスすると御汁と揚げ玉が付くそうです。

私はちょっと違う味でも食べてみたかったので、うどん玉だけ購入しました。

 

 

次はまた『くれちうどん』かな?

あの太くてみっちり詰まった硬いうどんをまた食べたい。

 

志村正彦の故郷を訪ねて2018/11/1-1『ペダル』のこととか

フジファブリックの志村正彦氏の故郷である富士吉田市下吉田に、また行ってきました。

 

一昨日早朝(私にとっては)娘からの電話で起こされました。

 

「ふんわり、富士吉田行かない?」

ふんわりって何だ。ふんわりだろうが何だろうが、富士吉田に行くのを誘われてしまったなら、よほどのことがない限り、乗らない選択はできない私。

頭はまだ朦朧としていたし、ふんわりの意味もよくわからないけど「行く。」と即答。

 

ふんわりというのは、ついでと言っては何だけど行くべきところへ寄りながら、富士吉田へ行くということでした。

 

そして寄るべき2か所へ立ち寄り、中央道を通っていざ富士吉田へ!

 

好天に恵まれ、太陽のまぶしい光が輝く中央道。向かう先は志村くんの故郷富士吉田。

となれば、志村くんの凱旋ライブに行っていない私であれど、かけるは言わずもがなのアルバム『TEENAGER』。

 

1曲目『ペダル』のイントロでフヮヮヮワ~~ッとテンションが高まりました。

久しぶりに聞いた『ペダル』。やっぱり大好きです。

 

なんでしょうね、この静かに、しかし強く心を持って行かれる感じ。

『ペダル』のイントロでは、ちょうど自転車を停止状態から足に力を入れてペダルを漕ぎ始め、そして歌に入って次第に加速を増していく、そんな感覚が私にはあります。

志村くん本人は、バスドラを自分の歩くテンポに合わせるということにこだわったという曲らしいですが、

聴き手のイマジネーションが自然に働き、膨らんでいくというのは、志村曲の大きな特徴だと思います。

志村くんも様々な解釈ができる歌詞づくりにこだわっているといったようなことを語っていましたしね。

 

本当に素晴らしいと思う。

志村正彦は偉大な音楽家だと心の底から思います。

 

音楽家としての志村正彦がすごいと思うのは、こうしたことが この曲のこの箇所だけではなく、随所にあること。

どの曲においても、1小節ごと、1音ごとに、それはそれは細かく神経を使ったであろうと思える曲の作りです。

更に曲全体がすばらしく構成されている。

更にその曲にぴったり乗せられた歌詞。志村曲において、曲と歌詞のぴったり具合は半端ない。
言葉選びが秀逸すぎると、何度も何度も感心感動してしまいます。

 

それらに私はとても大きな愛を感じるんですよ。

志村くんが一曲一曲に向けた意識の密度みたいなものをね。

音楽というものをひじょーーーーに大切にしていると感じられるのです。

音楽を作ることに対して、とてつもなく大きな責任を背負っていたのであろう。そんな風にも思います。

志村くんのリュックがいつも重かったのは、その象徴でもあるかと。

 

だから、その大きな愛は聴き手の潜在意識に響いて、顕在意識で識別する以前において自然と涙が出て来てしまうのではないでしょうか。

 

自分の経験や思い出や感情と歌詞が重なって泣けてくるということはよくありますが、志村曲の場合は歌詞と自分が重ならなくても涙が出てきてしまうことが、私にはよくあります。

 

それは、曲に宿った愛の力によるものなのではないかなと。(ここで言う愛とは、情愛次元の愛ではなく、それを超えたもの)

 

そのパワーの大きさは、志村くんの力を基軸とし、更にメンバー全員のパワーで増幅されているからたまったものではありません。

 

 

 あぁぁ、志村正彦の故郷・富士吉田へ到着する前に、ついつい興奮してしまいました。

続きは改めることにします。

 

 

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目的地が近付き、車のフロントガラス越しに大きな富士山出現!

何度見ても感動してしまう富士山パワー。

 

 

『若者のすべて』から発症した私のフジファブリックシンドローム③

私がフジファブリックシンドローム*1に陥っていった経緯などを話す3話目になります。

実際の時の流れとは別な次元でゆっくり気ままに進むこのブログ、ご容赦ください。

 

 

-『若者のすべて』に感動、それは 私にとって晴天の霹靂とも言える事態だった -

 

このブログの初投稿に書いた通り、私には、特に歌ものに関しては、中毒症状を起こすようなバンドに出会うなどということは、想像だにしていませんでした。

初投稿記事
今日は納豆の日。そしてフジファブリック・志村正彦の誕生日に寄せて - フジファマジック

  

だいたいにして、歌ものというのは、歌詞があるだけに、作者のボキャブラリーも曲の印象に多大な影響を及ぼします。

 

サウンドはいいのに歌詞がなぁ、と思うことはとても多いし、歌詞もサウンドもいい感じだけど歌い方や声で耳が閉じてしまうこともしばしばで、

歌があること自体を邪魔に感じて歌の無い、もしくは歌詞の意味がわからない外国語の曲の方が耳馴染みがよく聴こえることが多いです。

 

もちろんそうした中でも、とても好きなバンドやシンガーソングライターはいるのですが。

 

ただフジファブリックに出会った当時は15年くらい前から常に音楽(主にインストと、歌が入っても洋楽)が流れる仕事場にほぼ一日中週6でいたので、

逆に音のない時間を求めていたこともあり、

かつてのように自ら音楽を求める心は枯れてしまっていて、

 

ましてや青くさい青春ものや切ない思いを綴った恋愛ものは、

遠い眼差しでフフンと眺めるような捻くれたところもありましたから、

『若者のすべて』を聴いて、サウンドやメロディーだけならまだしも、歌詞にまでグッと来てしまった自分が信じられませんでした。

 

しかも、淡々と喋っているような、近所のお兄さんが歌を口ずさんでいるような、

そんな歌声に?

 

何で涙出る? この歳で?(←志村が金髪にしたときの、あるステージでの口調風)

 

私は自分のプライドを捨てました。(変なプライドがあったんですよね)

素直にこの曲『若者のすべて』は、いい!

と言わざるをえないほど好きになってしまいました。(あー、恥ずかしっ)

 

それほどこの曲、そしてフジファブリックには強烈な何かが宿っているのだと思います。

 

ただ好き!とか、いい!とか、感動した!だけ言うのは癪なので、そのうちちゃんとどこをどういいと思ったのか自己分析をした記事を書きたいと思います。

 

 

- 『若者のすべて』だけがいいわけではない -

 

すでに中毒症状*2を発症し、

『若者のすべて』を繰り返し聴くことが続いた私でしたが、

やはりそれだけ夢中になってしまったバンドの曲は他にも聴きたくなるもので、

You Tubeを開いてはフジファブリックのvo.志村曲をいろいろと聴くようになりました。

 

『若者のすべて』に圧倒的な花丸印が付いてしまったせいか、私の感性の衰えからか、『パッションフルーツ』はかなりいいなと思ったし、他の曲もけっこういいなとは思うものの「これいい!!」というほどにはなかなか至りませんでした。

 

とあるときフジフジ富士Qでの氣志團が演った『茜色の夕日』を観て、いたく感動してしまったのでありました(なぜに本人でなく、氣志團?)

 

それから本人バージョンを聴き直したら、え?ん? いいね! この曲。

ということで、

今となっては『若者のすべて』が入り口で次に感動したのが『茜色の夕日』なんて、捻くれ者の私としては、無駄に自分の不甲斐なさと恥ずかしさを覚えずにはいられないのですが、事実なので仕方ないですね。

 

 

www.youtube.com

 

 

次に心を鷲掴みされたのが『陽炎』だったように記憶しています。

『陽炎』の動画はこちらの記事からどうぞ

 

フジファブリックの曲は知らぬうちにジワジワと滲み込み、そしてあるときスイッチが作動するのです。*3

 

そのスイッチが作動してからが大変で、一旦スイッチが入った曲を聴くと、何度でも簡単に胸の奥から何かがこみ上げてくるようになります。

 

『若者のすべて』『茜色の夕日』『陽炎』はどれも心に滲み入りやすく、心を揺さぶられることは理解しやすいのですが、

『ダンス2000』で起きたときには、いささかびっくりしました。

 

あるときから「ダンス2000いいな~!」って思うようになり、あるときふと『ダンス2000』を聴いていたらやってきちゃったのです、あの瞬間が。

 

『若者のすべて』でも『茜色の夕日』でも『陽炎』でもあったように、何か熱いものが胸の奥からこみ上げてきて、涙が出て来てしまう現象*4が。

 

それを経験してからというもの、『ダンス2000』のイントロを聴くとテンションがワァ~ッと上がるという体質になってしまいました。

 

そしてこともあろうか、あの『桜の季節』*5は、武道館でのフジファブリック10周年記念ライブでの総くん(現フジファブリックvo.山内総一郎)の歌でスイッチが作動。(その理由は省略しますが)

以来『桜の季節』のイントロでテンションがワッと上がる体質になりました。

 

 

そうやって、不思議とフジファブリックの名曲は次々と自分の中で育っていくのです。

 

 

 

- 心に刺さる、その源となるもの -

 

感動する、胸にグッと来る音楽に出会うというのは、人生の上で割と起こるものではあると思うのですが、フジファブリックの、特に志村正彦vo曲については、ちょっと他ではない類の感覚を覚えるように思います。

 

その理由については、フジファブリックのPVの多くを手がけてきた映像作家のスミス監督をインタビューした柴那典氏の一言、

 

──音楽へかける思いの純度が高い。

フジファブリック「FAB BOX II」「FAB LIVE II」特集 (2/5) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

 

 この言葉に非常にピンとくるものを感じました。

 

音楽家・志村正彦の持つ天与の才×音楽にかける思いの純度の高さ。それによって並みならぬ感覚を私たちにもたらしてくれるのだろうなと、そんな風に思うのです。

*1:フジファブリックに惹き込まれたことが原因で現れる一連の症状を差す。フジファマジック筆者が勝手に定義したもので、広く認められた言葉ではない。

*2:フジファブリックシンドロームにおける重要な症状のひとつ

*3:フジファブリックシンドロームにおける重要な症状のひとつ

*4:たびたびこれを経験するのもフジファブリックシンドロームの症状である

*5:私が『桜の季節』を初めて聞いたのは娘が出だしの1フレーズを歌ってみてくれたもので、すごい変な曲なのか娘が音痴すぎるのかと思った

フジファブリック出演・スッキリを見て

ここのところ仕事が盛り沢山で、

まったりフジファブリックに浸っていたら幸せなんだけど、

そんな時間もなかなか取れず、

このブログも始めはコンスタントに書けていましたが、

気付けば、前記事からあわや1ヶ月が経ってしまうような事態。

 

誰に強制されているわけでもなく、

自分が書きたいことを書きたいときに書けばいいんだから、

気にすることもないと思いつつも、

なんだかこのようなにわかフジファンのブログでも覗きに来てくださる方もいらっしゃるみたいでヘンな責任感が湧いたり、

何より、すぐに止めてしまうようでは、志村に申し訳が立たない!

なんていう訳のわからない思いに駆られたり。

で、更新出来ない日々をちょっぴり気に病んでいました。

 

 

10月26日の朝にフジファブリックが生出演することを知ったがいいけど、

その日はあいにく、ちょうど朝早くからの出張で、

TVとはあまり仲良しでない生活をしている私は、うちのTVに録画機能が付いているのか何なのかさえよくわからなくて、

(録画というと、ビデオテープしか思い浮かばない時代遅れの人間です。)

 

残念!て思っていたら、

娘が「Youtubeに動画が上がっているよ」とURLを送ってくれました(^-^)

「消されないうちお早めに」という言葉も添えられて、

そうだよね、そうだよね、と思いながら、

8日間の連続出張で朝早いし、夜遅いし、クタクタだし、で、なかなか見ることが出来ず、

でも!

台風のおかげで、その日だけ早く帰れることになり、

そして、動画はまだ消されておらず、

目出度く見ることができました \(^0^)/

投稿してくださった方、本当にありがとうございます。

 

で、今さらの感想です。

 

朝の番組にもかかわらず、よくまとめてくださったと思います。

志村フロントマン時代も、しっかりまとめてくださって、感無量でした。

そのVTRを見ているフジファブリックの3人の顔がVTRと同時に画面の隅にひとりずつ映し出され、

その顔が、みんな良かったなぁ。

愛のある顔でした。

その顔を見て、泣きそうになってしまった。

 

民生さんと氣志團の翔さんのコメントもよかったです。

特に翔さんのコメント

世の中にフジファブリックを知らしめた4人のうちの3人が引き継いで、そして今まったく違う新しいものになっていってる、極めて珍しい例だと思うんですよね。

そこの妙な感じが俺はフジファブリックの一つの魅力なんじゃないかなというふうに思ってるんですけど。

 

この間もフェスで久しぶりに一緒になってずっと見てたんですけど、新しいものにもうなってるなって思って、またあの3人になってからの自由さみたいなものも感じて、それまでとはまた全然違うんだな、違う別バンドなんだな、でも、なんか残ってるものは残ってる。だから全部が妙なんですよ。妙ですごくいいっていうか、クセになるっていうか。

フジファブリックにしか出せないメロディとグルーヴと存在感っていうのがね、彼らにしかできないほんとone&onlyですよね。

 

ー 偶景webさんの文字起こしから引用させていただきました ー

http://guukei.blogspot.com/2018/09/2018.html

 

 

 この「妙」という表現がすごくしっくりきて、すごくいい表現をしてくれたなぁって思いました。

 

そして演奏。

『若者のすべて』と新曲『Water Lily Flower』

TV用に短~くアレンジされていましたけども、それでもしっかり伝わってくる歌と演奏でした。

ライブには行ったことがないので映像で見る限りの話とはなりますが、

総くんて、ほんと手を抜かないというか、いつも全身全霊で歌ってらっしゃる。

本当に感心いたします。

 

そして3人ともブレないなぁとも思います。

拝見したのは限られた番組数ではありますが、いつも新人のように控えめでいらっしゃっる。

メジャーデビュー15年弱のキャリアを持ちながら、謙虚で、ちっとも変わりない。

非常に希少な存在だと思います。

その真面目さが大好きです。

 

 15周年を目前に控えて、また更に大きく変わろうとしているように思えるフジファブリックに、『ちょ、ちょっと待って~!』と声をかけてしまいたくなる寂しさのようなものが心に湧いてきますが、

新しい試みを続けてゆくのは志村時代からのフジファブリックの在り方なのだから、

変わっていくことが変わらないことでもあるんですよね~。

 

あの頃とはずいぶん変わった、でもそこには変わらないフジファブリックがある。

ほんと、『妙』なバンドですね。

その『妙』なところが、本当に大きな魅力でもあります。

 

フジファブリック出演のスッキリの動画はまだYoutubeに残ってますね。

『スッキリ フジファブリック』で検索すると出てきます。

 

フジファブリックのメンバー変遷についてちょこっと

更新がだいぶ空いてしまいました。

只今仕事熱中モードにつき、朝から晩までずっと仕事の毎日です。

自営業なので、その気になれば お休みも取らずに ずっと仕事をし続けられます。

 

フジファブリックを聴いて励ましてもらいながら仕事をすることもあるけど、そういうときはあまりやりたくない仕事をしているときで、今は作業を楽しみながら熱中しているので、そのモードから逸れたくないためフジファブリックは聴きません。

 

でも一昨日夜そうした合い間に例の娘と車で40分くらいのところにある日帰り温泉に行ってきました。

 

まぁ、いつものように普通に車中はフジファブリックです。

インディーズの1stアルバム『アラカルト』がかかっていました。

最近の娘の車中はもっぱらインディーズ時代のフジファブリックです。

いいんだな~、またこれが。

 

最近インディーズ時代のフジファブリックがたまらなく良く聴こえます。

特にインディーズ時代の1st『アラカルト』は、メジャー時代の1st『フジファブリック』と何となくまとまり方というか、エネルギー感というか、重なるものを感じます。

 

螺旋階段の一段目が『アラカルト』で、ぐるりと登り回ってその真上に位置したのが『フジファブリック』そんな感じ。

 

で、その『アラカルト』を聴きながらふと思ったのですが、このアルバムのメンバーは現在のフジファブリックには誰一人として居ないんですよね!!

 

次のアルバム『アラモード』には、現在のb/加藤慎一氏とkey/金澤ダイスケ氏がいます。

が、山内総一郎氏はおりません。

 

ちょっと整理して、4th『CHRONICLE』までのアルバムごとのメンバーを書き出してみます。

 

インディーズ時代

1st『アラカルト』

  • 志村正彦 vo/g
  • 渡辺隆之 dr
  • 田所幸子 key
  • 萩原彰人 g
  • 加藤雄一 b

(g/萩原彰人とb/加藤雄一は脱退が決まっていたため、クレジットではサポートとなっている)

 

2nd『アラモード』

  • 志村正彦 vo/g
  • 渡辺隆之 dr
  • 金澤ダイスケ key
  • 加藤慎一 b

 

プレデビュー盤 

『アラモルト』

  • 志村正彦 vo/g
  • 足立房文 dr
  • 金澤ダイスケ key
  • 加藤慎一 b
  • 山内総一郎 g

 

メジャー時代

1st『フジファブリック』

2nd『FABFOX』

『アラモルト』と同メンバー

 

3rd『TEENAGER』

4th『CHRONICLE』

  • 志村正彦 vo/g
  • 金澤ダイスケ key
  • 加藤慎一 b
  • 山内総一郎 g

(drは、アルバム制作時のサポートとして、3rd/城戸紘志、4th/リカルド・フックスフルックス・ネッテルマルム・・・で合ってるかな?)

 

足立くんが脱退した後のドラマーの件と、アルバムを制作する以前の初代メンバーの件は置いといても、とりあえずメンバーの変遷が半端ない。

 

 でね、こんなにメンバーが入れ替わっているのに、どのアルバムも良いって思えるって、とてつもなく稀有なことだと思ったんです。改めて。

すごいことですよ、本当に。

志村正彦は様々な音楽を作ったけれども、ブレることのない強い芯が一本通っていたということなのでしょうかね。

 

4th『CHRONICLE』は音質的にちょっとキツく感じてしまうときもあるのだけど、音響が良かったら凄いいいんだろうなぁきっとと思ったり、5th『MUSIC』で音質がちょうど反転したみたいな感じがして、この2枚はセットみたいに考えると面白い。

 

志村亡き後 6thの『STAR』以降はまだ全部は聴いていないので心苦しいところもありますが、

とにかくとにかく、感服してしまうことが次から次へ。こんなバンドは他に知りません。

 

と、本日は取り急ぎこんなところで。

フジファブリック『若者のすべて』が流れる【WEB限定】LINEモバイル: TVCM 〜 虹篇 〜

フジファブリックの『若者のすべて』がバックに流れるLINEモバイルTVCM~虹篇~の、WEB限定30秒ver.消えてしまいました。

 

代わりに、通常ver.を貼り直します。

 

 

youtu.be

 

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↓貼り直す前の記事

 

youtu.be

フジファブリックの楽曲「若者のすべて」と、のんさんの演技が反響をいただいているため、WEB限定で少しだけ長い特別篇を公開いたしました!

 

LINE JAPAN

 

嬉しい♪ありがたい♪

 

・・・通常ver.のすぐ後に公開されていたんですね。

気付かなかった。

 

 

 

関ジャム『若者のすべて』追記~PUFFY『BYE BYE』

8月26日に放映された『関ジャム完全燃SHOW』についての追記です。

 

あの放送の収録は、7月10日、志村くんの誕生日に行われたものだったんですね!

こちらのブログ記事で知りました。

関ジャム 観ました | 可愛いに間に合わない(ファッションと猫と通販な日々) - 楽天ブログ

 

TVに映ったメンバーの、総くんだけでなく、加藤さんやダイちゃんの、あの生真面目な顔は、そういうことか~!と思いました。

それはいつも以上に気持ちというか、心が入りますよね。

ほんと、素晴らしいバンドです。

 

 

 

そして一昨日は久しぶりに娘に会って、先日フジファブリックが出演した関ジャムが全部見れたことを報告しました。

 

そしたら娘は

「曲短くなってたでしょ!!」

と。

 

娘「ー♪ないかな、ないかな、なんてね思ってた。まいったな、まいったな話すことに迷うな。ー ここは抜かしちゃだめでしょ。ここを抜かしたら、せっかくの物語の展開が台無しになってしまう。」

 

私「うん、ホントその通り。」

 

娘「LINEモバイルのCMみたいに曲の印象深い一部だけを切り取るのはアリだけど、ちゃんと演奏するなら、曲の物語をちゃんと伝えないと。」

 

といったようなことを申しておりました。

 

確かに!

もちろんTVでは時間の制約がある上での演奏だから仕方ないですけどね。

そのせいで、せっかくの曲の良さが伝わりきれないのはとても残念です。

 

特にこの曲『若者のすべて』は、作者である志村正彦氏自身が楽曲のストーリー性にこだわっていた曲です。

曲のストーリー性を確立するために、楽曲の制作過程で、当初サビで始まる曲であったのをAメロから始まる曲に直したといったことを何かのインタビューで話していたというのもありますしね。

 

 

それから娘との会話は、番組のゲストコメンテーターのいしわたり淳治さんのコメントになり、

いしわたりさんが指摘された、『若者のすべて』の歌詞における二人称「君」が無いこと、

それに対して娘は、

「『BYE BYE』は逆に「僕」が無いんだよ。」

と。

 

 

言われるまで気付きませんでした。

 

 

ただし、『BYE BYE』では、1か所だけ「僕」の代わりに「こちら」と言っていると。

『BYE BYE』はPUFFYに提供した曲だから、女の子の立場で歌った曲ともなるように「僕」という言葉を使わなかったのかなと。

 

確かに、「僕」が無く、「君」があると、その「君」は男性とも女性ともどちらにも取ることが出来る!

 

ん~、なかなかの気付き。

そして、志村のセンスに脱帽です。

 

んん?ちょっと待って、

「僕」がいて、「君」がない。その「君」も女性とは限らない?

いつか気まずくなってしまった親友かもしれない。

そんな風にも取れてしまう。

 

様々な解釈を可能とした奥深い志村曲。

素晴らしすぎる・・・。

 

 

「僕」がいて、「君」がない曲

www.youtube.com

 

「君」がいて、「僕」がない曲

youtu.be