フジファブリック・志村正彦・富士吉田 × 私の脳内万華鏡

フジファブリックMステ出演と富士吉田M2

一昨日のMステを見たフジファブリックのファンの方は、感動、そして涙した方たくさんいらっしゃったでしょうね。

 

私は観れなくてね、家にTVがないので(笑)

でも、YOUTUBEに上げてくださった方のおかげで見れました!

YOUTUBE出て「フジファブリックMステ」で検索すると出てきます(8月11日15:30現在)

リンクを埋め込みたかたのですが、そういうことすると削除されやすくなるみたいなことをどこかで見たので。

 

よかったです。

本当によかった。

構成が素晴らしかった。

正直、また『若者のすべて』かぁ。今のフジファブリックでいいじゃないの、ていうか、総くんの曲やらせてあげてよ。と思っていたのです。

でも、そんな私の陳腐な思いなんてどーでもよいことでした。

まさかあのような構成で放送されるなんて。

 

5:40涙腺崩壊でしたね。

どれだけのファンの方が涙腺崩壊したことでしょうか。

そのそれぞれの方たちの心を思うと、また涙が出てきてしまいます。

 

何度見てもグスッときちゃいます。

あの構成は、Mステ側だけでのものでないじゃないかと想像します。

フジファブリックのこと、そして『若者のすべて』という楽曲のことよくよくよーくわかってないとあのようには出来ないと思うのです。

 

地上波放送ではフルコーラスではなく、曲を短く端折られるのがスタンダードな感じです。

以前なんの番組だったか忘れてしまいましたけど、そのときはCメロの

すりむいたまま僕はそっと歩き出して

ここがなかった。

この歌詞は『若者のすべて』の中で志村くんが最も言いたかったことであると、以前インタビュー記事で読んだ記憶が残っています。

 

その大切な歌詞の部分をあのような構成で持ってくるなんて、これはただものではありませんよ。

 

愛がありますね。

大きく深い愛。

 

志村くんが『若者のすべて』という曲を通して表現した愛。

そしてメンバーたちの志村くんへの愛、リスナーへの愛。

番組を作った方々のフジファブリックへの愛、音楽への愛。

 

そこに大きな愛があったから泣けるんですよね。

泣いた人にもまた、そこに愛があったということでしょうね。

 

私の勝手な解釈ですが、ROCKは愛だと思っています。

どれだけROCKかというのは、どれだけの愛がそこにあるのかということ。

ただ、愛は単に優しさとかではないですね。

他の言葉には置き換えられないですね。

 

 

あ、話がちょっと逸れてしまった。

 

 

ミュージックステーションにフジファブリックが出演した夜遅くに、娘から電話がかかってきました。

普段そんな時間にかけてくることはないので、何かアクシデントでもあったのかとドキッとしましたが、

 

「今日、富士吉田に行ってきたよ」

「M2でMステ見た」

 

いつも言葉足らずの娘が、言葉少なにその感動を素っ気なく語ってくれました(笑)

でも、その感動は十分伝わってきました。

2時間半のドライブ後、夜遅く電話してくるくらいだから。

 

志村くんゆかりのレストランM2には、TVの付いた席が二つあります。

その隅の席でひとりで見たそうなのですが、始まる時間になったらカウンター越しの大きなTV画面にもMステが付けられて、M2のママさんとその娘さんらしき方が二人で見ていたそうです。

 

7月6日の上映会にも、8月5日の最後の花火にも行くことができなかった娘にとって、最高のプレゼントになりました。

志村が大好きで、富士吉田(下吉田)が大好きで、M2が大好きな娘だから、本当に嬉しかったと思います。

 

今年は15周年&10周年ということで、たくさんの嬉しいや感動を届けてもらえて本当にありがたい限りです。

富士吉田市 夕方の防災チャイム『若者のすべて』2019-①

先日7月11日、フジファブリックの志村正彦さんの故郷である富士吉田市に、夕方のチャイムを聴きに行ってまいりました。

 

志村君の誕生日7月10日を挟んだ1週間、富士吉田市では夕方6時の防災チャイムがフジファブリックの名曲『若者のすべて』に変更されます。

 

私がこのチャイムを聴きに行ったのは、今年で3年目。

毎年どこで聴こうかと、悩むのもひとつの楽しみになっています。

 

今年はあいにく雨となり、今回はどーしようかと毎回一緒に行く娘と悩んだ結果、車を走らせながら聴いてみようということになりました。

 

 


富士吉田市・夕方のチャイム『若者のすべて』2019.07.11

 

 

月江寺駅前からスタートして、商店街を通りました。

車の音がだいぶ入ってしまいましたが、臨場感があって私は満足(^-^)

よい思い出がまたひとつ増えました。

 

そして、次の日、娘から「今日も行くモードなんだけど」との電話を受けて、思いがげず二日連続で富士吉田に行くこととなったのでした。

 

次の日のチャイムと、富士吉田探訪記はまた改めて。

明日、会いに行くよ

 

今日はフジファブリックの初代ボーカルギター・志村正彦さんの誕生日ですね。

密かに誕生日を祝ったり、偲んだり、届いたFABBOXⅢを開けてDVDを観て涙したり、6日のふじさんホールを思い返したり、ファンの方それぞれの志村誕生会が開かれているんだろうなぁ。

 

私はというと、しばらく放置してしまっていた本ブログを更新するという形で志村君を偲んでいます。

 

私事ですが、今年に入ってから、3年前に越してきた地での仕事がいろいろな形で展開してきて、あたふたの日がずーっと続いてブログを書く時間が取れずにいました。

 

でも、5月だったかな? 一度下吉田へは行ったんですよ。(桜の季節には行けず)

 

6日のふじさんホールにも行きたかったけど、いつも一緒に富士吉田へ行く娘も仕事の休みを取れない日だったし、私もその日は休みを取れる状況ではなかったので、断念しました。

 

インスタなどで行かれたファンの方たちの投稿を拝見しましたが、上映会も志村正彦展も大盛況だったようで、よかったなぁと思いました。(大盛況という言い方が適切かわからないですが&たくさんのファンの方が訪れるであろうことは言わずもがなですけどね)

フジファブリックのメンバーや、1stアルバムをプロデュースした片寄明人さんも来られていたんですね。

 

 


 

 

志村君がこの世を去ってから10年の歳月が流れても、色褪せることなく輝き続けている。

それは志村正彦、そしてフジファブリックは本物ということですよね。

 

 

そして、私は娘と一緒に明日、遅ればせながら富士吉田に行って、志村君にご挨拶をしてきます!

 

6日の賑やかさを想像しながら、何事もなかったような、いつもの下吉田を歩くのもいいかなと思います。

 

今年はどこでチャイムを聞こう。

富士山見えるといいなぁ。

 

 

 

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フジファブリック出演『バズリズム』を見て思った奇跡と不遇

1月25日にフジファブリックが日テレ系の番組『バズリズム』に出演しましたね。

今、我が家にはTVがないので(笑)、後日youtubeに上げられていた動画を拝見いたしました。演奏部分のほとんどは音がカットされていたのが残念ですが、仕方ない。(上げてくださった方ありがとうございます。)

 

番組では、フジファブリックが今年15周年を迎えるということをテーマに、5枚の写真を元にファブリックの歴史が構成されていました。

見ていて、やはりウルッと来てしまいますね。どうしても。

どういう形であれ、こうしてフジファブリックの姿を見ることができるのは、本当に嬉しいです。

 

ただ、志村正彦フロントマン時代をしっかり取り上げてくださっていて嬉しかった反面、山内総一郎フロントマン時代としては、山内総一郎のフェンダー契約が取り上げられていたのが大きかったくらいで、すでに10年近くにもボーカリストとして、フロントマンとして、そして多くの素晴らしい楽曲を作ってきた音楽家としての山内総一郎像がほとんど伝えられていないことが残念でした。

 

志村ファンとしては、もちろん志村くんが軽んじられたらそれはそれでとても悲しいのですがね。

 

フジファブリックは非常に個性的なフロントマンの志村正彦を亡くし、その後は新たなメンバーを迎えたりメンバーチェンジもすることなく、ギタリストであったメンバーの山内総一郎がフロントマンとして、志村時代の曲も引き継ぎながら新しいオリジナル曲を作り続け、バンドとしてのフジファブリックを力強く維持してきました。

これはもう本当に、ありえないようなことで、奇跡だと思います。

だからこそ、フジファブリックというバンドを語る上で、こうしたバンドの生い立ちは外せない。

けど、あまりにもそこにスポットが当たり過ぎて、現在のフジファブリックの素晴らしさというのが、イマイチ伝わって来ないという。

それは今まで見た他の番組でも感じるところでした。

 

それを思ってふと思い出したのですが、

志村くんもその昔、自分の音楽がまっとうな評価をされていないように感じていたことがあったようで、1st アルバムのプロデューサーであった片寄明人さんに「自分の音楽が正当に、音楽的にディープな視点から語られたことがあんまりないと思う」と語っていたそうです。

フジファブリック 9 | Facebook

 

志村くんは、ドラマ『モテキ』の主題歌に起用された『夜明けのBEAT』を完成させる前に他界されています。

 

今でこそフジファブリックの代表曲・名曲とされている『若者のすべて』も、シングル発売時はオリコンチャート最高順位が30位であり、志村フロントマン時代フジファブリックのシングルとしてはオリコンチャート最高順位の9位となった『蒼い鳥』、2番目の『sugar!!』14位よりも低く、大きなヒット曲というものにはなりませんでした。

総くんがバズリズムの中でも触れていましたが、桜井和寿さん(Bank Band)をはじめ各著名アーティストがカバー曲として発表されたことが、多くの人に『若者のすべて』が届くようになった大きなきっかけとして挙げられるかと思います。

それは、志村くんが他界してからのことです。

 

このほか志村正彦が作った個性が際立ったたくさんの名曲たちは、志村くんがまだいた頃にもっともっと高く評価をされていてもよかったのにと、リアルタイムを知らない私が言うのもなんですが、そう思わざるをえないところがあります。

 

そして、志村くんが音楽的に正当な評価をされていないように感じたのと同様に、総くんにも同じようなことが言えるのではないかと思ったのです。

フジファブリックが辿って来た道、総くんが下した決断、それは本当に何度でも言いたくなるくらい素晴らしく奇跡を感じるほどのものではある。それは間違いないです。

ただ、今まだこうしてフジファブリックが続いているのは、そうしたバンドの生い立ちにの特異性というだけでなく、山内総一郎の、そして金澤ダイスケの、加藤慎一の、3人それぞれのメンバーが持つ音楽性の高さと人間性があってこそであり、それを抜きにしては、今のフジファブリックは無いと思うのです。
奇跡のバンドと言えるバンドではあるけども、ただの奇跡ではなく、そこにはきっと並みならないほど注がれたエネルギーがあったであろうこと。

 

総くんだってフェンダーとエンドースメント契約した名ギタリストとしてだけでなく、ひじょうに音楽性の高い曲をたくさん作り出して歌っている音楽家であることをもっと評価されてもいい、というか、されるべきだと思ってやみません。

 

フジファブリックはひと言ふた言では語れないバンドなので、仕方ないとも思いますが、もどかしさをつい感じてしまいますね。

でも、このもどかしさを感じさせられるところも、フジファブリックに惹きつけられてやまない理由のひとつにもなっている気もします。

 

そしてふと頭によぎった歌声

幾重にも 幾重にもぉ~~♪

 

 

『蒼い鳥』フジファブリック
作詞作曲:志村正彦
 
可能なら 深い海の中から
鼻歌 奏でてごまかしたい
 
可能なら さらけてしまえたらいい
蒼さに足止めをされている
今、果てしなく吹き荒れる
風の中 立ってる 時が来るのを待つ
羽ばたいて見える世界を
思い描いているよ
幾重にも 幾重にも
 
昨日の跡がまた増えている
にらんで踏み潰してしまった
 
今、果てしなく吹き荒れる
風の中 立ってる 時が来るのを待つ
ゆらめいて 消えそうな光
たぐり寄せて ここにいるよ
羽ばたいて見える世界を
思い描いているよ
幾重にも 幾重にも
 

 

 

※志村正彦を知るためのおすすめ

片寄明人 Akito Katayose - ノート | Facebook

 

 

カラオケでフジファブリック(志村曲)を歌い倒してきました

先日、2人のカラオケ仲間(と言っても、ここ2年ほどの年に数回行くくらい)3人で、半年ぶりくらいにカラオケに行きました。

 

いつもフジファブリックの曲を歌いたくて仕方がない私ですが、行き始めの頃はフジファブリックを知らない仲間にちょっと遠慮して、2人のテイストに合わせて選曲しつつフジファブリックの曲を合間に入れていました。

あっ、でも1人はモテキを見ていたらしく『夜明けのBEAT』を知っていて、「いい曲よね」と言ってくれて、嬉しかったです。

 

回を重ねるごとに、だんだんと私は図々しくなって、フジ曲の割合をガンガン入れるようになり、今回は「今日もフジファブリック?」と言われるまでに。

 

で、今回はもうフジ曲を歌い倒してしまおうと。

ただあまりに我が道路線ではひどすぎるかなと、一緒に行った2人がユーミンモードに入ったときに『いちご白書をもう一度』、

消費カロリーバトルモードに入ったときに『津軽海峡冬景色』を歌いはしましたが、あとは全部フジファブリック(笑)

そういうのを許してくれるお2人なので、一緒に行けるわけです。ありがたや。

 

 

歌いましたよ。曲順は忘れましたが。

・ロマネ

・パッションフルーツ

・星降る夜になったら

・眠れぬ夜

・君は僕じゃないのに

・花

・花屋の娘

・陽炎

・ダンス2000

・Anthem

・Sugar!!

・Strawberry Shortcakes

・Birthday

・赤黄色の金木犀

 

総くんの曲を全く歌わないのは申し訳ないので、1曲だけですが

・ブルー

 

『パッションフルーツ』と『ダンス2000』が好評でした。

『夜明けのBEAT』を知っていた方には『ダンス2000』の歌詞「いやしかしなぜに」の部分をいたく感心されて、「でしょ、でしょ?!」とついわかってもらえた嬉しさをあらわにしてしまいました。

 

志村曲、カラオケにほとんど入ってました。

『シェリー』とかも入ってましたからね。

いつかフジファンの娘と、もしくは仕事の相棒と、もしくは3人で、フジファブリックOnlyのカラオケしたいというのが私の夢です(←夢小っさい・笑)

 

今回歌ったのは全部で15曲。

ライブって、ものすごい体力使うんだなぁと思いました。

ギター抱えて歌って、MC入れて。

そりゃあ総くんも「聞いてください、東京」なんて、ありもしないタイトルを言ってしまいますよね。

あ、それは特別?

 

ワンマンのライブだと1ステージでだいたい20曲くらいかそれに近い曲数ですか?

ツアーともなると、移動が入って、それを10からそれ以上ですかね。

合間に空きの日が少し入ったとしても、大変ですよ。

ステージ上では観客からエネルギーをもらってアドレナリンやらドーパミンやら出てノリで行けるのかもしれませんが、ステージ降りたらその反動が来るのでしょうから、1ツアー終えたらぐったりしてしまうんじゃないかと、そのような経験がありませんから想像での話ですけど。

 

そしてツアー後にまたすぐに制作に入ったりインタビュー受けたり、デビュー以降休む間なく走り続けた志村くんの大変さを改めて思った次第です。

 

志村日記2005年9月10月の振り返りインタビューには

忙しいのが続いて、疲れが見え始めていました(笑)

 

東京、音楽、ロックンロール 完全版 志村正彦 より抜粋

という一文があります。

翌年の2006年3月にはドラムの足立房文氏の脱退が正式に発表されて、ドラマー探しに相当なエネルギーを使っていたりというのもあったようですが、志村くんは次のアルバム『TEENAGER』ができるまで、曲が出来なくて苦しんでいたことを『東京、音楽、ロックンロール』で話していますね。

 

志村日記2006年9月10月の振り返りインタビューでは

曲は、この時期から半年くらいできてないです。機材買って何とかなるんじゃないかって。

インプットを求めてたんでしょうね。やっぱり機材の問題じゃなくて、言いたいことの問題ですよね。この頃は、たぶん言いたいことがそんなになかったと思うんです。ある程度吐き出しちゃっていたので。僕は道楽がないぶん、インプットもないんです。映画見たりとかしないとなかなかなくて、恋愛とかも特にしてたわけじゃないので。そこでインプットを怠っていたから曲ができなくて、それがまだ自覚できてなかった頃です。

 

完全版 志村正彦 より抜粋

 このように語っていますね。

志村くん本人の性質が大きいとは思いますが、インプットをする余裕を持つことが出来なかったのではないかと想像してしまいます。

 

ネット上で公開されていた志村日記が2009年に本になるにあたって、その時その時を振り返る志村くんのインタビューも掲載され、日記と合わせて読むと、志村くんの音楽に対する真面目さ・ひたむきさがひしひしと伝わってきます。

 

大真面目にヘンでカッコイイ曲をたくさん作ってくれた志村正彦さんは、私にとって芸術の神様です。

 

話がだんだん逸れてまとまらなくなってしまいましたが、志村話は尽きないということで、本日はこの辺で。

 

 

2018.12.27 富士吉田市防災チャイム「茜色の夕日」②

娘がyoutubeに夕方5時のチャイムの動画をアップしたので掲載します。

しつこいようですが、ひとつひとつが宝物なのであります。

 

 

娘曰く、今回は水音を絡ませたかったそうで、あえて傍に流れる水の近くで撮ったとのこと。

なぜか画面がずっとゆらゆらしてます。

酔いやすい方は要注意。

 

 

youtu.be

 

 

 

2018/12/27 富士吉田市 夕方5時のチャイム『茜色の夕日』

昨日、フジファブリックの初代フロントマン志村正彦氏の故郷、富士吉田へ毎年1週間期間限定で流される夕方5時のチャイム『茜色の夕日』を聴きに行ってまいりました。

 

21日にも行ったのですが、私は録音を失敗し、昨日リベンジ!

まぁ、リベンジでなくても、今回は2日行ける日があったので、はじめから行く予定ではあったんですけどね。

 

昨日は富士吉田に着いた13時半くらいから夜暗くなるまで、ずっと富士山がきれいに見えて。

 

 

 

 

いつもの丘

 

いつもの丘から。

 

 

色々話したいこともありますが、

 

今年最後のチャイムです。

 

 

youtu.be

 

場所は下吉田駅近くの小さな踏み切りです。

絶妙なタイミングでチャイムが鳴り始めますが、これは編集ではありません。
すぐそばで流れる水の音なども混ざっておりますが。