フジファブリック・志村正彦・富士吉田 × 私の脳内万華鏡

志村正彦の故郷を訪ねて《富士山と水》

今回のフジファブリック志村正彦さんの故郷探訪記の締めになります。

 

志村くんの地元富士吉田市に期間限定で流される夕方6時の『若者のすべて』防災チャイムを聴きに行き、初めての富士吉田泊をしてから、ちょうど1ヶ月になりました。

 

富士吉田市 防災チャイム「若者のすべて」 2018.7.12 - フジファマジック

 

 

こんなに長々と記事を書くつもりはなかったんですけどね、言いたいことがたくさんあったのでしょう。

言わなくてもいいことを言いたい思いに駆られるフジファンです。

フジファブリックや志村正彦さんにまつわる話は、いくら話しても尽きることがありません。

 

 

さて、富士山と水の話に入りましょう。

 

私が初めてフジファブリックの曲を耳にしたのが、奇しくも富士河口湖へ車で遊びに行ったときのことでした。

河口湖周辺を車で走りながら、やたら目に入ってくるドーンとそびえた大きな富士山。

その風景を見ながら、「日常的にこの景色を見て育ったら、どのような人になるのだろう。」なんてぼんやり考えていたのでした。

 

そんな私の耳には、娘がこそっと小さな音でかけていたフジファブリックの3rdアルバム『TEENAGER』が薄ぼんやりと流れていたのです。

 

 

どの地域にも特徴というものはありますが、あの富士山が大きく日常的に傍にあるって、なんかすごく特別なものを感じてしまいます。

 

しかも、その富士山は常に見えるわけではない。

今回富士吉田を訪れた際には、初日はあいにく厚い雲に覆われた曇り空で、富士山はその姿を完全に隠していました。

初めて来たのなら、きっとどの方向に富士山があるのかもわからないでしょう。

 

 

ところが次の日は空が晴れてくれたおかげで、宿泊した宿の山から下りて来たら

 

 

f:id:desertrose2001:20180813124356j:plain

(富士吉田市大明見付近)

 

どーん。

富士山を見ると、なぜか必ずテンションが上がる不思議。

この風景を見慣れていないからですかね。

 

 

そして車を下吉田の方に走らせ、

 

 

 

f:id:desertrose2001:20180813125210j:plain

富士山どーん。

 

 

 

 

f:id:desertrose2001:20180813125327j:plain

 

志村くんの母校を差す標識とともに、どーん。

 

 

 

 

f:id:desertrose2001:20180813125505j:plain

(これは2017年12月撮影・右上の空に浮かぶ三日月にも注目してください!)

 

志村くんの母校、下吉田第一小学校からのどーん。

 

 

 

 

 

f:id:desertrose2001:20180813125920j:plain

(これは2017年1月撮影)

 

フジファン通称・いつもの丘、地元の方通称・忠霊棟からのどーん。

 

 

こんな風にね、こうした景色が日常にあるって、どういう感じなのかなと思うのです。

志村くんはかつてインタビューか何かでそのことにちょっと触れて、「ずっとこの風景で育ったから特別な感じはしない。」といったようなことを言ってたように思いますが。

 

今回の旅で夕食をいただいたお店のお母さんも同じこと言ってましたけど。

ただ私などは、これが特別ではないと言うのが特別な気がしてしまいます。

志村くんを特別扱いしたいからとかでは全然なくてね。

 

 

で、水の話。

志村くんは富士吉田は水が美味しい!と語っています。

 

ホントに美味しかった。

どのお店に入っても、出されたお水が本当に美味しくて、安心して飲めました。

私が今住んでいる地域も以前住んでいた地域も、飲めませんもの。

 

 

 

f:id:desertrose2001:20180813132447j:plain

 

そしてちょこっと立ち寄った上吉田にある富士北麓公園。

ここのトイレで手を洗ったのですが、その水の冷たさにびっくり仰天!!

外気温はけっこうな暑さだったにもかかわらず、水道から出てきた水はまるで冷蔵庫でキンキンに冷やしたみたいな水の温度でした。

 

 

水温が低いからバクテリアの発生率も低くそう。

それも水の美味しさと関係しているのではないかと思ったりしました。

清らかな水ってことですよね、きっと。

 

富士山が傍にある風景と清らかな水で育った。

音楽家志村正彦にとって、それは重要な背景のひとつではないでしょうか。

そんなことを思ったりしたこの旅でした。