フジファブリック・志村正彦・富士吉田 × 私の脳内万華鏡

フジファブリックの20周年

先ほど、NHKで放送されたヒトものがたりを見ました。

志村正彦さんと同世代の人にフォーカスすることによって、その世代を浮き彫りにした番組内容でした。

フジファブリックがまだ富士フジファブリックだった頃の初代メンバーにスポットライトが当てられたのが嬉しかったです。

また私には志村くんと同い年と二つ年下の娘がいるし、その世代とは深い関わりがあるので、番組の内容はとても身近なものに感じられました。



昨年はフジファブリックのデビュー15周年の年であり、また志村正彦没後10年ということで、様々な企画を通して盛り上がった一年でした。

そして今年は、結成20周年なんですよね。

デビューからの作品が素晴らしいことは言うまでもないですが、デビュー以前のインディーズ時代の作品は私にとって欠かせないですし、そう思っているファンの方も大変多いのではないでしょうか。

私はフジファブリックを知ってまだ数年なので、デビュー当時はおろかインディーズ時代はリアルではなく、当時を語れるものを何も持ってはいない立場ではありますが、フジファブリックはデビューからスポットを当てるより、結成からの方がしっくりきます。

更に今日の番組で少しだけ映された高校時代の志村くんのステージ、持ってるものがあるなぁって思いましたし、そうした歴史全てがフジファブリックのように感じます。

簡単に音楽的センスや音楽的技術云々で語り切れないものがありますよね。

その語り切れない何かに心を打たれた人たちがいて(私もその中の一人ですが)、志村くんの、そして志村くんと共に音楽を作ってきた仲間たちから発せられた音楽を大切に聞いているんでしょうね。

インディーズ時代の映像作品とか出ないかなぁ。

出していただきたいものです。切に。